NPO法人栄養ケア・ちっご
設 立:平成18年3月
理事長:内村 律子
事務局:福岡県筑後市馬間田
157-4
9月10日
活動日誌 更新しました
12月15日
会員専用ページ 更新しました
レシピ集
『絵で見てわかる
エンジョイ!クッキング』
作成しました!
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レシピ集
『15分で出来る
とっておきの朝ごはん』
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12月19日(水)小郡市こぐま学園にて料理教室を実施しました。
福岡県との協働事業で今回が最後の料理教室でした。
初めての場所、初めて会う人は苦手とする発達しょうがいの特性に配慮し、いつも過ごしているプレイルームの中に調理器材を持ち込み、限られた時間の中で、子ども達が楽しく料理できるよう心がけました。
フルーツぼんぼんとくるくるはるまきを作りました。
子ども1~2人に栄養士とこぐま学園スタッフがつき、文字&イラストの手順書を見ながら、すべての作業を子どもたちが自分でできるようサポートしていきました。
初めは料理することになかなか入れなかった子も、やり始めてからは積極的に先を考えながら動いている姿に感心しました。
上手に盛り付けをし出来上がって、保護者も一緒にみんなで会食し、「おいしい」の声、子どもたちの「自分が作った」と誇らしそうな姿をみて、とても嬉しく思いました。
料理する楽しさを知って、これからもできる事が一つ一つ増えていってくれたらと願います。
私達もこの経験を生かし、これからもたくさんの子ども達の笑顔がみれるよう食を通した支援ができれば…と思います。
最後に、子ども達が安心して取り組めるように励まし、私達の気づかなかった部分をフォローして下さったこぐま学園のスタッフの皆さんに感謝いたします。他職種の方と連携する事で接し方など学ぶ事も多く、子ども達と共に楽しい料理教室にする事ができました。ありがとうございました。
10月21日(日)に久留米歯科医師会主催の親子クッキングがありました。
参加者は小学1年生から6年生の19人と保護者12人です。
先ず、歯医者さんの乳歯や永久歯について、とっても分かりやすい図解でのお話がありました。
お母さんたちの「なるほど!」とうなづかれています。その後調理体験です。
とっても元気よく「中華ちまき」「ゴボウとさきいかのきんぴら」「野菜たっぷりコーンスープ」 「かぼちゃのナッツクラム」を作りました。
子どもたちはゴボウの細切り、かぼちゃとの格闘などとても真剣そのものです。
最後には~おいしかったぁ~の声が聞けて私たちスタッフ全員も充実した1日になりました。
久留米百年公園リサーチセンターにおいて「久留米市食育フェスタ2012」が開催されました。
栄養ケア・ちっごは、体験コーナーで昔のおやつを作ろうを担当しました。
[体験しながら食の大切さを感じよう]をテーマにふなやきとごろしを作りました。
昔のおやつと今のおやつ比べやふなやき・ごろしの名前の由来等の説明の後、参加した子どもたちがお玉でふなやきを丸く焼いたり、ごろしを両手で少しづつ延ばして切れないようにていねいに作ったりと楽しそうに体験しました。
中高年の方も集まって、黄粉や黒砂糖の味付けがおいしいと賑わいました。
翌日の新聞で、ふなやきを作っているところが写真付きで掲載されました。
久留米サポートセンター「みんくる」に於いて「こども未来財団」との共催で子育て支援者向け研修会を開催しました。
行政・保育所・施設・社協・支援団体等より47名の参加がありました。
まず、 ~しょうがい児の食の現状について~
大木町社会福祉協議会、日中一時支援事業「ともだち」責任者(保育士)中村益美氏より、子どもと直接かかわる立場で、しょうがいを持つ子どもたちの日常生活の様子や対応の仕方について、きめ細かくお話していただきました。
次に、~しょうがい児の心の発達に伴う食の自立について~のテーマでNPO法人地域生活支援センター「フオルツア」代表(臨床心理士)重橋史朗先生より、子どもの状態をまず理解し、困った言動をした時の対応の仕方、ほめ方・しかり方、食の自立と支援について、理論的に講話いただきました。
参加された方からは「このようなテーマの講話を聞く機会が少ないので参加してとても良かった。」
「先に現場の話を聞いて、それをまとめたかたちで理論的に話が聞けたのがとても良かった。」
「ぜひまた開催してほしい」との意見が出されました。
8月9日(木)及び8月22日(水)に筑後市サンコアにおいてNPOと県との協働事業「ハッピーちっご料理教室」を開催しました。
9日は7名、22日は13名の参加がありました。支援者延べ12名、NPO栄養士延べ12名でした。
子どもの個別の発達に合わせた調理手順を工夫してわかりやすい手順書を作りました。包丁を使ったことのない子どもが自分で料理ができることで自信をつけてほしいとの思いから包丁を使わなくて、簡単にできるメニューにしました。
献立は、「目玉焼きドン、みそ汁、ちぎってサラダ」です。
興味が途切れることなく真剣に参加し、楽しみながら、見た目にきれいな美味しい料理ができました。
保護者の感想
「できることがいっぱいあった様子で興味が切れずにできたことがありがたかったです。サポートや目で見てやりやすい段取りであったこともよかったのだと思います。日頃限界を感じたり、親がやったほうが早いのもあってさせていない事でも本人が興
味を持ってやれることがあったし(いっぱいほめてもらう体験、やれた達成感)、親以外の人との活動ができてよかったです。」
「家庭で料理を作るということが今までなったのでどこまでできるかな?と思いましたが、皆さんのおかげで貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。これが1回で終わることなく継続してできればありがたいと思います。来年もあるといいなと思います。
リハーサルから本番までいろいろお世話になりごちそうになりました。ありがとうございました」
支援者の方から
「一緒に手を取りながら料理ができました。できることは少なかったのですが、たくさんの刺激になったようです。食べるときとってもいい笑顔でした。良い経験をさせてもらえてよかったです。本当にありがとうございました。」
「リハーサルをされていたからと思うがスムースにできてよかった。一人ひとりやれることが違うので大変だが、きめ細かい計画が必要だとあらためて思いました。お世話でした。ありがとうございました。こんな体験はとてもいいと思います。」
「図式などわかりやすい対応とひとりひとりの先生方の優しさが子どもたちにとってとてもうれしかったようです。褒めていただくことで嬉しそうに張り切る姿など大人の対応次第で伸びたりその逆になるなど再認識しました。簡単に安全にそして栄養価など考慮されていて嬉しいです。(中略)」
ご協力いただいた皆さんありがとうございました。
8月11日(土)みやま市あたご苑において「NPOと県との公共サービス提供事業」で子どもを対象とした料理教室を開催しました。
こども10名の参加者がありました。
いくつかのメニューの中から自分たちで選んだおにぎりやお弁当を作りました。
メニューは
*おにぎり
*牛肉のしょうゆ炒め
*炒りたまご
*ゆでアスパラガス
*ミニトマト
初めは緊張していましたが、とても和やかに楽しくスムースにすすみました。イラストや文字で作り方を示した手順書や栄養士がやり方をみせることで一つ一つを丁寧にゆっくりと確実に仕上げることができました。
家でも作ってみたいと多くの人がアンケートに答えていて嬉しく思いました。
食を通して自立にむけての1歩前進を感じることができた一日でした。
出来上がった料理は思い思いにお弁当箱に詰めました。
7月8日(日)の午後、児童養護施設清心慈愛園の子どもたちと料理交流会をしました。
最近はバターやクリーム・チョコレートなどを使った味の濃いお菓子が多くありますが、今回はちょっと昔のおやつに挑戦しました。
材料も作り方も簡単でおやつ毎にテーブルを作り(4種類),子どもたちは各テーブルをまわって4つのおやつ作りを体験しました。
自分が作ったおやつに名札をつけていました。
未就学児も参加していましたが、お兄ちゃんやお姉ちゃんに負けない位いろいろな作業ができました。
電子レンジのボタンを押すのもジャンケンで順番を決めるなど,「何でも自分でしたい!」という姿勢が微笑ましく感動的でした。
これが楽しかった経験として子どもの心に残ると良いなぁと思いました。
みんなが作り終わって「いただきます!!!」
私たちにもそれぞれ自分が作った物を分けてくれて,参加者全員でおしゃべりしながらの楽しいおやつタイムでした。
ふれあい農業公園にて夏野菜をつかったスイーツの講習をしました。
この教室は道の駅くるめとふれあい農業公園とのコラボ企画で、毎回人気のある教室です。
今回も8名のキャンセル待ちの方が出たほどです。
参加者の方の手際も良く、あっという間に4品のスイーツが出来上がりました。
今回は「トマトのくずまんじゅう、とうもろこしのケーキ、ナスのコンフィチュール、夏野菜ジュース」を作りました。
次回は11月に秋野菜を使ったスイーツの教室です。お楽しみに!
大刀洗町にある児童養護施設「慈愛園」は毎年5月3日に地域交流会を開催しています。
今年は会員で『ふなやき』コーナーを出店することになりました。たこやきやカレーなどいろいろなたべものがあり、子どもたちはカードに印鑑を押して品物を受け取ります。
目の前で焼きあがるふなやきは大人気で3台のホットプレートで焼くのが間に合わなくて長ーい行列ができました。「美味しかったからまた下さい」と並ぶ人もいます。10㎏の地粉を準備しましたが、すべて使い果たしました。
現代はバターやチョコレートを使ったおいしいお菓子がたくさんありますが、小麦粉を焼いて黒砂糖を少し入れて、くるくる巻いた簡単な昔のおやつである「ふなやき」がこんなに喜ばれるのはどうしてでしょうか。
温かいおやつは暖かい母の味がするのでしょうか。
私たちの愛情が伝わったのでしょうか。
焼いている私たちも、子どもたちから沢山のエネルギーをもらった楽しい一日でした。
こども未来財団との共催で、子育て支援者向け研修会を開催しました。
久留米大学病院小児神経科の家村明子先生より講話をいただきました。
「発達障がいという概念から、社会的な課題、保育・教育のシステム、食事に関する
悩みとその対応について、学術的でありながら平易でわかりやすく話され、感銘深いものでした。
続いて、発達障がい児の子育て支援者の方と発達障がいを持つ子どもの保護者より事例報告をしていただきました。
支援者の方からは、現状の厳しさや今後の課題、子育て支援者への要望について「可能性を信じて寄り添ってほしい。生活体験を積むためのサポーターになってほしい」というお話がありました。
保護者の方は、子どもさんの現状を率直にお話しいただき、発達障がいの子ども方は、それぞれ個別的な対応が必要なのだということを知ることができました。
参加者の方からは、「講話と事例報告を聞くことができて内容が濃く有意義な研修会だった。今後の仕事や子育て支援に活かしたい」との意見がありました。
行政、保育所、学校、施設、社協、支援団体等、様々な分野より60名の参加がありました。
発達障がいを持つ子どもへの理解を広げ、ともに生きやすい社会づくりにむけて、微力ではありますが、できることをすすめていきたいと思います。